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宗教上の理由でPowerPointを使わずに卒業研究審査会の発表を終えた

宗教上の理由でPowerPointを使わずに卒業研究審査会の発表を終えた

ついに今日、卒業研究(以下、卒研と略す)を実質終了した。おそらく、記述不足で再提出になる可能性は高いが、プレゼンテーションと比べて質問の受けごたえは最高だったと自画自賛しているので再発表になることはないだろう。以下は宗教上の理由でPowerPointを使わずに卒業研究審査会の発表を終えたことを記す雑なポエムであり、自分の今の気持ちと勢いをインターネットという海に流す。

正直、卒研がここまで大変だとは...

1月になるまで、卒研というものがこんなにも大変なことであるとは全く考えてもいなかった。

正直、卒研がある学科を選んで非常に面倒で大変すぎて失敗したなという思いは少なからずある。

それでも、就活と同じで終えた後はやりきった感がすごい。爽快感、そして突如に現れてくる疲労感。

そして、ひそかにで稼働し続けているWordを不要だと閉じる。あっそういえば...。

Word、PowerPointが大嫌い

卒研のための卒論は、主にTyporaMarkdown形式で書いた。PlantUMLに微妙にしか対応していないため、KibelaでPlantUMLの表示を確認したり、修正を行った。

自分の周りは、みなWordを使って卒論を書いていたが、自分はWordで卒論なんて書きたくなかった。

これは宗教上の理由である。

結局、Markdown形式に限界を感じてWordを使って卒論を整えることにした。もちろん、Markdown形式をWord形式に変換した上でだ。

さて、卒業研究審査会(以下、卒研審査会と略す)では、PowerPointで発表するようにという指定があった。しかし、自分は嫌だった。宗教上の理由である。PowerPointなんて新卒Webエンジニアの自分が触るものではない。PowerPointなんてレガシーなスライド作成手段は早く撲滅させたかった。Markdownでスライドを作りたい。この思いが卒論提出後のスライドづくりで少しずつ芽生えていた。

結局、自分は一切PowerPointを使わずに発表へ望むことになった。

Markdownでスライド制作といったらHackMD一択だろう。HackMDはreveal.jsでレンダリングしてMarkdownをスライド形式に表示もできるオンラインエディタ最高サービスである。

「直前に必要が迫られたらPowerPointに変換するようにしよう。」

そう強く思いつつ、強気でゼミの前日練習でHackMDを使ったスライド発表に望んだ。

しかし、この前日練習で大事件が起こったのである。HackMD上のMarkdownコメントアウトで発表者メモを作ってしまい、発表が悲惨な結果に終わった(お察しください)。詳細を書くのは面倒なので割愛する。(なお、この事件により、発表用原稿を別に用意することとなった。)

やはりPowerPointを使ったほうがいいのではないか。PowerPointは優秀だと認めざるをえないが、やはりreveal.jsの仕様上、PDFへは変換できるもののPowerPointへ気軽に変換出来ない以上はPowerPointなんか絶対に使うもんか。

ゼミの教授に相談したところ、「知らんから他の先生へ聞け」と言われた。

仕方ない。PDF形式でもOKか他の先生に聞いてみた。

そうしたところ、ディスプレイにスライドが映れば問題ないとのこと。

思わずガッツポーズをしてしまった。PowerPointを使わずに済む。大歓喜した。

そして、卒研審査会当日、自分のPCを持ち込んだ上で「宗教上の理由のため。Webスライド(HackMDを指すが分かるわけがないので分かりやすく言い換えた)で発表させていただきます。」

そう高々と宣言して、PDF形式にも変換せずにVGAをType-Cへ変換するケーブル付きの持ち込みMacBookで発表をした。

なお、PowerPointを使わなかったことは全く問題なかったが、発表は壊滅的な練習不足(スマホでHackMDで作った発表用原稿をほぼ読み上げ)とスライドにツッコミどころ満載であり、それ以上に論文に詳しく記述されていない知らない人は分からない点が死ぬほどあるのは理解していたため、質問は主に論文の記述不足についてであり、何度も「論文に記述できていないのですが...」と言ったのを今でも覚えている。それでも、自分の言葉ではっきりと説明出来たので、質問の受けごたえは最高すぎたと自画自賛自画自賛が大切。みんな、まずは褒めろ!もし、教授がこの記事を読んでしまったのなら、まずは褒めてくれ。誰もが褒められたいんだよ!!!

卒論を期限内に早く終わらせる

卒論は期限内に終わらせるのが最重要だと考えていたので、質が非常に低いのは十分承知であり、質について指摘されたら誤って直すしか無いという立場だ。仕事では、とにかく早く終わらせること、言われたら直すということをしなければ仕事に時間が掛かって仕方がない。仕事なんかしてられないです。

卒論は仕事であるという認識が個人的には強い。卒論をやったことにより、こういう考え方が確立したような気がする。

さいごに

卒研・卒論がない学部学科に転学するとか色々考えておけばよかったかもしれないが、後悔先に立たずである。

卒論で大失敗した経験がきっと自分を強くしてくれたはずなので、いつかまた経験が役に立るのであればいいかな感で、ツライことをよくやったと自画自賛しまくってます。

自分も、他に卒研審査会で発表した人、本当にお疲れ様!!!

以上、「宗教上の理由でPowerPointを使わずに卒業研究審査会の発表を終えた」でした。