Google I/O 2018に学生が現地参加した所感 #io18jp
今年も大学4年生としてGoogle I/O 2018に現地参加してきました。
なお、今年も宿泊代金と学生チケット代(航空券代約10万円は除く)をご支援していただいた日本Androidの会には、どう感謝をすればいいのか分からないくらい心より感謝申し上げます。 学生であれば、日本Androidの会 学生部に所属した上で当選することが出来れば支援していただけます。 ちなみに、去年も今年もちょくちょく学生でGoogle I/Oに現地参加している方を見掛けました。来年以降にGoogle I/Oに行ってみたいと思っている学生さんは日本Androidの会 学生部でお待ちしております。
今年のGoogle I/Oを一言で言うと、最高の野外フェスだったと思います。 そして、去年の微妙なところを改善して更に良くしていく改善が感じさせられました。
この記事では去年と今年の違いや個人的なハイライトを紹介したいと思います。 Google I/Oの現地でしか味わえなかったことなどについて別途記事を書きたいと思っています。
去年と今年の違い
設備面
- 今年は会場が去年と比べて1.3倍くらいあったような気がしました。
- 今年は公式シャトルバスの中にWi-Fiと電源が装備されてる車両もあった(しかし、電源やWi-Fiが欲しい車両には搭載されていないかパスワードが不明)。
- 公式シャトルバスは去年より出発時間が適当で、シャトルバスなんか使うんじゃなかったと激しく後悔しました。
- Mountain Viewあたりに乗り捨てが出来る電動アシスト自転車のLimebikeが沢山転がっているので、それを使うと良かったのだとGoogle I/O 2018が終わってから気付きました。
- 公式シャトルバスは去年より出発時間が適当で、シャトルバスなんか使うんじゃなかったと激しく後悔しました。
セッションの内容
- 午前の基調講演は技術的な話が皆無で、Googleの取り組みや改善するところの紹介で顧客が本当に欲しいものが紹介されて物凄く盛り上がっていました。
- 今年のWeb系のセッションは実装例を紹介するセッションが多かったです。去年は数字がこれだけ良くなりますよといった紹介や技術紹介だけが多くて少し違和感を感じていたので、少なくともWeb系のセッションは去年より良くなっていたと思いました。
個人的なハイライト
開発者向け基調講演に出遅れた
実は、去年は1人で現地参加して、現地で数多くのセッションを聴いて終わってしまい大後悔しました。 そこで、今年はセッションをほとんど聞かずに現地でしか体験できないことを沢山しようと決心していました。 それでも、基調講演を聴いた後、開発者向けの基調講演くらいは聴いておきたいと思っていて、開発者向けの基調講演は参加するはずでした。 しかし、お昼ご飯をゆっくり食べすぎたからか午前の基調講演に座っていた席に戻ることが出来ず、YouTubeでも観れるしいいかということで諦め、とっさにCodelabsに向って泥沼に足を踏み入れることとなったのです。
Codelabs
CodelabsではGoogleが公開しているチュートリアルを現地でやってみるというもので、Googler(グーグル社員)の方が分からないことがあればサポートしてくれます。 しかし、このCodelabsは大きな罠が隠されていて、一瞬で終わりそうなものが中々終わりません。 理由としては、1箇所の会場からGCPにアクセスをしてしまっているので、GCPが謎のエラーを出したり、GCPのプランが一番安いプランでデプロイに15分掛かるものなど外部へアクセスするCodelabsにはいくつもの罠が隠されているからです。 自分は最初にRuby on RailsをGCPにデプロイするCodelabsに取り組み、最後のデプロイに普通に待つと15分掛かるという物凄く痛い目にあって泣く泣く撤退しました。 翌日、作戦を変更して会場のPCに用意されたWebStorm上で完結するWeb系のCodelabsに取り組みました。 PWAのチュートリアルは物凄く分かりやすく、WebStormが最高に使い勝手が良くて30分程度で終えられました。 引き続き、AMPにも取り組み1時間ほどで終えてシールを4枚コンプリートしました。 来年のチケットが当たると嬉しいですが、数十人がコンプリートしている中で当選人数が4人らしいので高倍率みたいです...。
イベントに参加する技術
セッションをほとんど聞きにいかない(あとでYouTubeでじっくり見る)
上にも書いたのですが、今年は去年の教訓を活かしてセッションをほとんど聞きませんでした。 セッションのほとんどはYouTubeでリアルタイムに公開されていて、現地で聞く必要は皆無なのです。 現地でセッションを聞くと満足してしまいますが、何してたんだっけと何も残らないことを去年経験して嘆きました。 結局、今年は去年の屈辱をはらすために、最大でも1日3セッション程度しか聞きませんでした。 あとは現地でしか経験出来ないことを重要視して、Codelabsに行ったり、Sandboxにいったり、昼寝したり...。 去年の屈辱を見事晴らすことに成功しました。 本当は他の人にも同じような屈辱を味わって欲しくなかったのですが、日本にいると理解が出来ない忙しさに見舞われてブログを書くことすら出来ませんでした(ごめんなさい)。
英語が出来ればもっともっと更に楽しめたに違いない
また、去年も思ったのですが、英語が出来たほうがもっともっと楽しめたに違いないと思いました。 しかし、英語が出来なくても凄い技術を持った日本人が集まっていて、英語が出来なくてもどうにかなってしまう部分が多々あります。 去年は1人で行動していて、海外の方に話しかけられてもほとんど話すことが出来ませんでした。 今年は同級生の友人と2人で行動していて、話しかけられて2人で協力しあって、ほんの少しでも会話することが出来て、去年より楽しめました。 もしGoogle I/Oに参加することになってこの記事を読んだのであれば、2人以上で現地参加することを強くおすすめしたいです。
トラブルには英語で会話するチャンスが用意されていて、海外の方と話すことになりました。 海外の人と話す機会を最高のものにしたいという気持ちが少しでもあるのであれば、今すぐに英語の勉強をするべきでしょう。
なお、さらに詳しい現地参加術は別記事か同人誌や技術書などで別途書きたいと思っています。
以上、「Google I/O 2018に学生が現地参加した所感」でした。